お芝居

 こあが養成所に通っていた頃に教わった恩師とその養成所にて共にお稽古をした子が出演するお芝居を観て来ました。一時間ほどのお芝居二本立て。どちらも戦争が日本に残した傷跡を綴ったお話。前線での悲劇は言わずもがなですが終戦したとしてもきれいさっぱり何もかもが元通りになるはずはなくいろいろなモノを失い人生を狂わされていく。それでもなお「生きていくんだ」という強い意志が凄く伝わってきました。帰還した男に自分の子のように叱りつける戦争に子供をとられた母親。激しく叱りつけるのですがそこには溢れんばかりの愛があってまるで自分も叱られてるようにじんときました。
 愛する人たちが無意味に失われていかないような世界になって欲しいものです。

 出演された恩師と友人にはいつも元気と負けん気を頂きます。特に友人は自分の道を貫いて今では恩師と同じ舞台に立っている。誇らしくもありちょっと羨ましかったりもします。末永く元気で頑張っていただきたいものです。