るろうに剣心 -映画-

 るろけんの映画、観てきましたー(ノ´▽`)ノ♪
 映画化が決まってコミック文庫のオビに佐藤健の剣心が載ったのをみたときに「これはアリだなー」って思ってました。だって、もぅまるまるっとハマってましたもん。

 それにしても しょっぱなからのアクションシーン、サンドイッチ食べてた手も止まって見入ってしまった(」゜ロ゜)」終始ふんだんに盛り込まれたアクションシーンはどれもはらはらどきどき。生身のもの同士ががっつんがっつんぶつかるカンジ。あからさまなワイヤーアクションって苦手なんですが この作品ではあからさまなんはここぞってトコだけであとはもぅがっつんがっつん。
 漫画の中では「技」の決めシーンを中心に描くし、読むほうもそこを中心にみるけど こうやって実写になると最初っから最後まで堪能できていいですね。
 特に神谷道場を襲った我荒兄弟ども相手の体術、めっさかっこよかった!!

 我荒兄弟はもちろん、警察もずかずかと土足で上がりこむ道場に戦闘中でも草履を脱いで一礼して入るとこなんて あんたどこまでえぇ人なんやぁって思ってしまいます。
 最後らへんの観柳の「脱げ、お前ら全部脱げ」ってのにほんとに脱ごうとするところも可愛すぎる(≧∇≦)あれって香川さんのアドリブってんだからいいですねぇ。観柳になりきってるからこそ出てくる言葉。そして剣心になりきってるからこそ出来る動作。
 そして赤べこからの左之の生卵食いのフラグが成就しましたね!!観柳の調理場からくすねてきた、あとで食べようと思って懐に入れてた生卵(割れちゃうよ!!)大変、お役に立ちました!

 左之vs戌亥の一時中断するトコロ、それをきっかけにスキをついたりつかれたりかと思いきや、まるっきり飲み食いだけの休憩だったりするのが双方ともに脳みそまで筋肉バカなカンジでいいな!!
 それに相対して剣心vs外印はスタイリッシュですよ!外印演じる綾野剛も艶かしくていいですなぁ。面や身に纏うもので大きく異形にみせても中身はこんなにも儚く細々しい。儚い役やらせたら天下一品ですな綾野さん。

 これでもかっ!!ってぐらい キモチ悪い、身近にいたら絶対生理的に受け付けたくない観柳を徹底的に演じた香川輝之には敬服いたします。本人は楽しんでやっておられたのかな?(⌒▽⌒)観柳がゲスであればあるほど光がより光るもの。
 観柳以上に実写になったらどうなんだろうって思ってた刃衛は吉川晃司が上手いこと演じてはりました。ただ昔漫画を読んだ記憶では刃衛って「にゅるひゅる」してるイメージ(どんなイメージだ)なんだかどこか魔物に憑かれてるってゆーか、日常的にもずっーと危ういイメージ。なので吉川さんが演じる刃衛は少し物足りない気もするやっぱり。まぁ刃衛にはにゅるひゅるしていて欲しいと思う、観柳の人間の欲にまみれた「気持ち悪さ」とはまた別の底知れぬ「気持ち悪さ」にまみれて欲しいと思ってしまうのです。

 剣心自身、静と動がはっきりしていますが この映画自体も静と動がはっきりしていて観やすかったです。静がきっちり静だから動が激しさを増したり更にどきどきしたりして。
 俳優の男性陣はもちろん、女性陣もはたかれたり突き飛ばされたりでぶっとんで生傷絶えなかったでしょうなぁ。薫ちゃんの縛られて着物で階段落ちとかってスタントじゃなくって本人なんでしょうか?だとしたら今売れ売れの女優に思い切ったことさせましたなー。まぁそんだけみんな精一杯だからこそのこの映画なのでしょう。

 ワンオクのThe Beginningも大音響で聴けて幸せでしたぁーカラオケ行きてぇぇぇー

 チャリでの家路、お夕飯の香りがそれぞれのお家から漂ってきました。こうやって帰れる場所があるというのはホントに有難いことですね。