PEOPLE PURPLEという劇団さんのお芝居、「ORANGE」を観てきました。お友達がフライヤーで当たったらしくそのお誘いで観させてもらったのです。

 舞台は神戸。10年前のあの日も今も人々の救助にあたっている消防隊の方々のお話。

 若き隊員たちに阪神・淡路大震災の事を語り継ぐという形で震災の時のお話が真ん中に組み込まれていました。
 本当なら誰も彼も救ってあげたい。目の前に埋まっている人よりも、声がする助かる確率の高い方の救助をする。「見殺しにするなんて、人殺し!」と言われてもそうせざるをえなかった、苦しみ、悲しみ、憤り。
 消防隊の女の子が物置に閉じ込められたおばちゃんを励ますんですが反対に「こっちは大丈夫だから他のところに行ってあげて」といわれますす。。。。。。。また、ある隊員は救助のさなか、妻子が震災の被害にて亡くなったとの知らせをうけます。それでもなお救助の中に身をおく隊員。数日後に妻子の顔をみにゆき、そしてまた救助に向かうあの背中。。。。。。
 こあ、涙腺・全開ーーーー。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。
 「泣けるお芝居かもしれないから」とハンカチを用意していた友達のハンカチ、奪っちゃいました。ごめん、友。
 あんなにお茶目な中隊長にあんな悲しい過去があったなんてよーーーーー。・゜゜・o(iДi)o・゜゜・。
 そうなんです、このお芝居、震災によるお話だけでなく笑える要素もめちゃくちゃ入ってました。だからこそ最後まで観れたような気もしますが。(じゃないと辛さ・重さに押しつぶされそうでツライ)

 日常的な隊員たちの会話自体がまず面白い。ホントにこんなカンジで上司と部下とのやり取り(こづきあいやらいじりあいやら)がありそうで。でもそんな普通を面白くするのってホントはとっても難しいコトでレベル高いなぁって思いました。上司・部下、相棒、同期、家族、恋人など人物構成もしっかりしていて観やすくお話に入っていきやすかった。あ、あと、あの青森からやってきた自称ミス青森・個性激強の女の子、りんごちゃん。どんだけあの方に笑わしてもろたか。じーーん(T_T)として泣いてるところにすぐりんごちゃんの笑いの波が押し寄せてくるもんだから正直観てる方忙しかったがな。いや楽しかったけど。

 やー、お芝居でもろ泣きしたんほんま久しぶりでした。ええもん観せてもろた。


 ちなみに。。。。このPEOPLE PURPLEさんの名前の由来は

   情熱的な感情を色で表すなら、『赤』。
   冷静な感情を色で表すなら、『青』。
   そのどちらも表現するから、『パープル』。
   「ピープルパープル」って語呂がいいので決まりました。
   略して「ピーパー」です。

 だそうです。(≧∇≦)ъ ナイス!また観に行きますっε=ε=ヘ(;゜∇゜)ノ